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波の見方

波には波高と波長(周波数の逆数)という二つの要素があります。波長は穏やかなときで3〜5m、少し荒れると8〜10m、大荒れのときは数十mになることも珍しくありません。磯波予報の場合は比較的穏やかな場合を対象とするので、普通波長は8m以下です。
さて、磯波とは岸から数十メートルから数百メートルくらいのところの波のことを言います。その磯波は複雑ですが、理論的には波高、波長の違ったサインカーブに全て分解することができます。その高いほうのサインカーブの峰から底までの差がその時の波高です。

ただし、海の波は100波に1波は1.5倍の、1000波に1波は2培の高さの波が必ず来るので、波高50cmの磯に1〜2時間いると間違いなく1m近い高波に襲われることになります。従って当ウエザーセンターでは波高50cmの磯波は磯釣に不向きな波の高さと判定しています。
波高が50cm以上になると、岸から見えるうに採りや昆布採りの磯舟が波に隠れて見えなくなり、波高30〜40cmでは海面に浮かぶカモメの姿が波間に見え隠れする状態になります。
この辺を一応の目安にして、安全な釣りを楽しまれると良いでしょう。
気象予報士
竹村 直樹


当サイトでは潮汐潮位予報は、気象庁のデータを引用利用しています。
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